ジャンパイアがうまれるわけ
地元の利によって審判に偏りが生まれる
前回の記事で
地元の利によって審判の判定に偏りが生まれる話をしました。
ジャンパイアなどと呼ばれる球団贔屓の審判
「ジャンパイア」これは1番よく聞くのではないでしょうか?
よくできた造語だと思います。
他にも
珍パイア
なんおに速報J : 珍パイアwwwwwwwwwwwwwwwwww
震災パイア
セリーグの皆さん震災パイアわかって頂けました? : 速報2ちゃんねる
などなんJ発祥で、特定の球団贔屓の審判に"愛称"がついてるみたいです。
贔屓審判を生むものは何か?
観客の数が関係しており、大観客を集めた試合で起きているケースが圧倒的に多くなっています。
逆に観客の少ない試合では見られないのです。
実際、どのスポーツでも、観客がもっとも少ない試合では、地元の利はほとんど消えてしまう。MLBの観客がもっとも少ない試合20%を取り上げてみると、地元の利はたったの50.7%だ。
つまり観客の少ない試合ならホームチームもビジターチームも勝てる確率は同じぐらいである。
オリックスvsロッテが無観客試合などとネタに言われることがありますが、それは地元の利が全くない状態で試合をしているのと同じなのです。
2013年の観客動員数
2013年ホームゲーム観客動員数ランキング
チーム | 1試合平均 | 試合数 | 合計 |
---|---|---|---|
巨人 | 41,781 人 | 72 試合 | 3,008,197 人 |
阪神 | 38,494 人 | 72 試合 | 2,771,603 人 |
ソフトバンク | 33,458 人 | 72 試合 | 2,408,993 人 |
中日 | 27,753 人 | 72 試合 | 1,998,188 人 |
日本ハム | 25,773 人 | 72 試合 | 1,855,655 人 |
西武 | 22,234 人 | 72 試合 | 1,600,841 人 |
広島 | 21,744 人 | 72 試合 | 1,565,598 人 |
オリックス | 19,979 人 | 72 試合 | 1,438,467 人 |
ヤクルト | 19,899 人 | 72 試合 | 1,432,695 人 |
DeNA | 19,802 人 | 72 試合 | 1,425,728 人 |
楽天 | 17,793 人 | 72 試合 | 1,281,087 人 |
ロッテ | 17,506 人 | 72 試合 | 1,260,439 人 |
巨人と阪神が圧倒的に多いですね。
楽天は少ないですが、日本一になったことによりさらなるファン獲得が望めるかもしれません。
観客数が多くなれば、それだけ有利にはたらくわけです。
贔屓の審判がうまれるのは不思議ではありません。
巨人のように大量に補強してる強いチームには関係ないのでは?とおもうかもしれません。
実はチームの強さは思ったほど関係がない。弱いチームが強いチームと地元で試合するときは、観客数が跳ね上がることが多い。
普通、もっとも観客の集まらない試合は酷いチーム同士での対戦で、もっとも観客の集まる試合は素晴らしいチーム同士の対戦だ。
対戦する両チームの強さはどちらのケースでもあまり違わない。
強さは関係ないということですね。
ならば観客が少ない試合をどのように減らすのかということも大事になってきそうです。
選手の補強も大事だが、観客を呼ぶ努力もしなければ・・・
北海道に日ハムが行き、仙台に楽天が行き、プロ野球にもローカル性が増してきました。
その影響で全国の巨人ファンは少なくなりつつあるのでないでしょうか?
最近では、人気の回復などを狙いレプリカユニフォーム配布などでホームゲームにお客さんに足を運んでもらう取組を各球団がしています。
応援している球団があるなら、なるべく球場に応援しに行った方がいいですね。
球場に行くあなたは「10人目の選手」なのです。
おしまい