マクドナルドCMの矛盾
公共の場でマクドナルド紙袋から出るにおいは不愉快。
今流れているマクドナルドのCM
商品のにおいにつられるというCM。
あの袋から出るにおいでいい思いをしたことがない。
電車内でマクドナルドの袋を持っている人がいたら、テロリスト認定するくらい強烈なにおいを放つ。
世間にそのような印象を持っているのをわかっていて、このCMを流しているのか?
もしくは知らずに、においにつられるほどの商品だと思っているのか?
レジでの回転を速くするためにメニューをなくしたはず。
以前流れていたCM
【マクドナルド】 CM 期間限定 『チキンナゲット5ピース』 100円 "どうぞ" - YouTube
このおばあさんと女の子は親戚なのか など疑問に思うところある。
そんなことはさておいて、会計の時になって財布を探し始めるおばあさん。
マクドナルドがメニューをなくした目的として
原田「なぜカウンターメニューを排除したかと申しますと、お客さんの一番のニーズはスピードです。それはトップ3の来店動機に入っております。時間が掛かってしまうと並んでいるお客様はストレスになってしまう。」
スピード化と言っている。
しかしCMではスピード化に反する客が取り上げられている。
マクドナルドの実態に反するCMを流すことでブランド離れが進む
2パターン見てきたわけですが、どちらも消費者とマクドナルドのイメージが解離しているのが問題なのではないでしょうか?
CMによって企業のイメージを変えるのではなく、企業自体が変わらないことにはイメージは変わりません。
マクドナルド離れが進んでいる現状で、いまだに矛盾が生じるCMを流し続けるのは愚策だと思います。
最後に「ある広告人の告白」から
ブランドイメージを早急に変えようとという企業は、たいてい「上流志向」に変えようとする。安物のイメージが定着していることが多いからだ。これは、不景気のときはいいが、景気が上向き、消費者の多くの社会的地位が向上しているときには非常に邪魔になる。
新しいブランドを最初から立ち上げた方がいい場合が多い。
- 作者: デイヴィッド・オグルヴィ,山内あゆ子
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 137回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
おしまい